お盆の時期に飾るお盆提灯。行灯や提灯とは異なる2つの光のお供えをご紹介します。
1.お盆提灯って?
お盆とは、ご先祖様の霊を供養する行事です。お盆の期間にはご先祖様の霊が家族の元に帰って来るとされ、お盆の入りにはで迎え火を、お盆明けにはご先祖様を送り出すために送り火を焚きます。迎え火や送り火同様、ご先祖様が迷わず自宅に帰って来られるように明るく照らすという意味で目印としてお盆提灯を飾ります。
2.とうろう“清蓮華”
LEDの色の変化に合わせて上に乗せた蓮の花のロータスグラスが様々な表情で幻想的に浮かび上がります。
[内容]
- ロータスグラス×1
- カップ付きローソク×6
- LEDコースター×1
- 台座×1
- 単4電池×3
[ローソク燃焼時間]
約4時間
[サイズ]
幅 約12㎝×高さ 約18㎝
3.Origami-lite(オリガミライト) 蓮花XS
花びらはポリプロピレン素材(軽くて折り曲げに強く、耐久性があるプラスチック)でできていて、電池式のため場所を選ばず使えます。インテリア照明としてリビングや玄関など、お部屋のアクセントにもおすすめです。
[仕様]
単3電池 3本使用(電池別売り)
LED電球(取り換え不可)
[サイズ]
幅 約24.5㎝×高さ 約18.5㎝
[重量]
475g
[材質]
ポリプロピレン
4.豆知識
仏事ののしに蓮の花が描かれていたり、仏像を見ると蓮の花を台座にしていたり…と、蓮の花は仏教ゆかりの花として、仏教との関わりがとても深い花なのです。
●なぜ蓮の花なのか?
蓮の花の花言葉は「清らかな心」「神聖」「雄弁」です。蓮の花はきれいな水の中ではなく泥水の中で咲き、美しい花を咲かせる姿が、仏教では仏の智慧や慈悲の象徴とされ、極楽浄土に咲く花として親しまれています。また蓮の花には、正しい信心を5つの特徴になぞらえて教えられた「蓮華の五徳」というものがあるそうです。
●蓮華の五徳とは?
- 淤泥不染の徳(おでいふぜんのとく)蓮の花は高原陸地には咲かず、泥沼(淤泥)に咲くという特徴を持っており、泥の汚れに染まらず、きれいな花を咲かせます。
- 一茎一花の徳(いっけいいっかのとく)一つの茎に一つの花を咲かせます。
- 花果同時の徳(かかどうじのとく)蓮の花は徐々に開花する花とは違い、一度に開花します。そして、咲くと同時に実ができています。
- 一花多果の徳(いっかたかのとく)一つの花にたくさんの実をつけています。
- 中虚外直の徳(ちゅうこげちょくのとく)蓮の花の茎はレンコンのように中にいくつかの空洞があります。(中虚)そして茎にはまっすぐ伸びる強さがあります。(外直)中虚外直を併せ持つのも蓮の花の特徴です。
【まとめ】
ご先祖様が迷わず自宅に帰ってこられるように華やかにお迎えするお盆提灯。住宅事情が昔とは変わってきている中で、現代の生活様式に合わせたインテリアと調和する仏具が増えてきています。今回ご紹介した“清蓮華”“蓮花”はスペースがとれない部屋にあっても違和感のないサイズやデザインになっています。大切な人を想い、感謝の気持ちを込めてお迎えしたいですね。